睡眠不足とインシュリン抵抗性

投稿日: カテゴリー 〇抗糖化 アンチエイジング, 〇糖質制限

みなさまこんにちはっ!happy02

台風typhoonが通過しているらしいのに,無風で青空が輝き雨も降っていないので,事務室の窓を開けっ放しにしている株式会社ダステックから…水曜担当スタッフM子ですcoldsweats01

雲の動きもゆっくりで,本当に台風は小松沖30kmにいるんですかねぇ…とみんなで首をかしげておりますcatface

台風の目とも違うように思うのですが…。

しかしこのあと強風と大雨に襲われるのでしょうか!?coldsweats02

心配して先程メールしてきた関東在住の姉の方が大変な思いをしているのではなかろうか…think

さて,今週は眠るsleepyのが大好きな,できれば布団の中から出てきたくないM子が気になっている「睡眠不足と糖尿病」関連論文紹介シリーズです。
…今名づけましたcoldsweats01

以前,睡眠不足が血糖値の制御に影響を与えたらしい経験を紹介しました。

それで論文検索していたところ,このような報告を発見~

「Sleep restriction increases free fatty acids in healthy men」
J. L. Broussard et. al. (2015)
Diabetologia 58:791-798

健康な20代前半の男性19人に協力していただいて,睡眠制限をした場合の血液中のいくつかの物質の濃度変化を調べて,睡眠が十分な時と比較したものです。

測定対象としたのは「非エステル化脂肪酸」と,「成長ホルモン」・「ノルアドレナリン」・「コルチゾール」などの脂質代謝に関連するホルモン,そして「経静脈耐糖能テスト」も行っています。

今回の実験によると,

(1)血中脂肪酸の濃度変化が睡眠不足になると通常と異なる状態になり(深夜と早朝に濃度が通常より高い),そのこととインシュリン感受性低下現象(=インシュリン抵抗性)との間に関連があった。

(2)成長ホルモンの血中濃度も特に早朝の時間で通常より長く多く分泌されており,これは血中脂肪酸濃度の上昇と関連が認められた。

(3)ノルアドレナリンも早朝の時間帯の通常より多い分泌現象に関しては脂肪酸との関係が見られたが,コルチゾールに関しては睡眠不足による変化はあるが脂肪酸との関連はなさそう

…という結果でした。

そもそも血中脂肪酸の濃度が何でインシュリン抵抗性と関係するの?ということについては,過去に研究がなされてある程度まとめられているようで,

「Effects of free fatty acids on glucose metabolism: significance for insulin resistance and type2 diabetes」
Boden G (2003)
Exp Clin Endocrinol Diabetes 111:121-124

血中の(遊離)脂肪酸の増加により,

①骨格筋においてインシュリン抵抗性を示す
(=インシュリン刺激による血中グルコースの取り込みとグリコーゲン合成を阻害する)

②肝臓でインシュリン抵抗性を示す
(=インシュリンが仲介するグリコーゲン分解抑制を阻害する)

ということが知られているそうです。

一方で遊離脂肪酸はインシュリンの基礎分泌の30~50%をサポートしている(分泌しなさい!と指令を出している)そうで,

肥満でインシュリン抵抗性を示している人でも,血中の遊離脂肪酸が多いことが,上記①,②の問題があるにも関わらずインシュリン分泌促進作用でそれを補償して,結果的に8割の人がⅡ型糖尿病に発展していない(恐らく米国のデータ)ことの理由だ!とありました。

…日本人はこの血中脂肪酸によるインシュリン分泌しろしろ!という指令に対して膵臓ランゲルハンス島β細胞が耐えきれないのでしょうかね~think

で,M子がなぜこの論文を読んでいたかと言いますとcoldsweats01

睡眠不足が糖代謝に影響を与えるらしい(体験)

睡眠不足の影響のひとつとして深夜の血中の脂肪酸が通常より増加するらしい

糖質制限時に見られたコレステロール上昇に関して,対策としてDHA/EPA(これらも脂肪酸)を(M子はたまたま)「夜寝る前に」摂取していた!coldsweats02

で,これも朝の血糖値管理に悪影響を与えていたのではないの!?? というところを心配してみたのですcoldsweats01

また,糖質制限している方はエネルギー源として脂肪酸をメインで使用するため,血中の濃度が高くなっていると思うのですが…こうしたこともインシュリンの機能調節に影響があるのではないかと。

糖をほとんどとらないならあまり影響もなさそうですが,中途半端に糖を摂取して時々一時的なインシュリン分泌刺激を与えている人には何か影響が???とも思う訳ですthink

まだまだ勉強不足,知識不足,思考不足~!bearing

ちなみに最初に紹介の論文中の試験,こんな環境でやられたようなのですが…

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通常睡眠; 23:00-7:30  (8.5h)
睡眠不足;   1:00-5:30  (4.5h)

(上記は4日間連続で,2種の睡眠期間セットの実施は順序をランダムに,間は少なくとも4週間あけている。)

食事は管理されたメニュー(炭水化物65%!!)を朝;9:00,昼;14:00,夜;19:00にそれぞれ20分以内で食べる。

血液試料は15~30分間隔で24時間採取
(寝ている間も留置針とチューブの先から別室で採血)

もちろん昼寝厳禁,行動はカメラでモニタされている。
——————————————————
…なかなか過酷な実験です…coldsweats02

参加者を募って,一応有償だと思うのですが,なかなかすごい研究ですよねconfident

でもそういう研究結果がさらなる発見につながるので…折角の試験結果を皆様の知識として有効活用していかなきゃですねっ!happy01

あ!風が強くなってきました~typhoon

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